2015-10-10

菊酒仕込みました

数年前から庭に食用菊を植えていまして、今年も花が咲き始めました。


世話をあまりしていませんので草姿が乱れていますが、花があるっていいですね。摘んじゃいますけど。



大きめな花のみ摘みました。
他の場所にも植えていまして、つぼみがまだ結構あります。
まずは今日摘んだ花を仕込み、後日に花が咲いたらまた収穫して追加仕込みする予定です。


菊酒の作り方は色々あると思いますが、私はほんと適当に毎年作っています。
菊酒はちょっと甘めが好き。

仕込むのは花びらだけ。
ガクを入れるとなんだか苦味がでそうなイメージがあるので。やったことありませんから実際に苦くなるかは不明です。


花びらを優しくむしったら、水をためて優しくかきまぜて洗います。



花びらを触っていると菊の良い香りがするんですよね。この瞬間、大好きです。

少しずつつまみとってザルに移し、キッチンペーパーで水分を吸い取ります。


水分が残っていると痛みの原因になりますから、広げた新聞紙の上に散らばらせて少し乾燥。




花びらの重さを量ってみました。22グラムありました。


だいぶ少ないですね。
まあ、あとで追加で花びらを足しますから、そのつもりで仕込んでいこうと思います。

氷砂糖は84グラム。


これもいつもは量ったりせず、漬ける素材と同じ体積程度を目分量で入れています。
後で花びらを足す前提で、今回は氷砂糖が結構多いです。


手を綺麗に洗い、熱湯消毒した瓶の中に菊の花びらを入れて、氷砂糖入れて、ホワイトリカーを入れます。
ホワイトリカーも今回量ってみました。800ccです。


上部にまだ余裕がありますが、あとから菊の花びらを足しますからあえてあけておきました。
数日するとピンクだった菊が褐色に変化して量も少なくなります。


歴代の菊酒です。


右から、2010年(平成22)、2013年、2014年、そして今年2015年の菊酒です。
一番右の菊酒は濃い琥珀色に変化していますね。
去年仕込んだものはまだ薄い色、宝石でいったら琥珀ではなくコパール(若年琥珀)ってとこでしょうか。
仕込んでから半年~一年は一階廊下の温度変化が少なく温度が低い場所で常温で保存していますが、それ以降は冷蔵庫へ入れて保存しています。痛むのが怖いので。
冷たいところから出してきましたので、瓶がちょっと汗かいていますね。

私はお酒に弱いのであまりというかほとんど飲みませんが、なにか友人や食のグループの集まりがあったときに持っていって皆に飲ませています。
そのときに、2011年か2012年のものは飲み干しちゃったのでありません。


菊酒の菊は長期間入れておくと苦味がでるそうです。
私はいつも半年くらい入れっぱなしにして作っていますが、今年は少し早めに・・・来年1月中旬くらいに引き上げてみようかな。

菊酒の香り、いいですよ~
お正月などにちょこっと飲むと風情があって素敵です。


ちなみに、もしも各種薬草酒を仕込んでみたいかたは、こちらの本の後ろ側に何種類かレシピがのっていますよ。


クコ酒など各種薬草酒は21種類だったかな?のっています。
菊酒ものっていました。

ネットで菊酒レシピを検索してみたらあまりヒットしなくて。
そういえば持っていた本にのっていたような・・・で見てみたらのっていました。
この本、「身近な薬草」百科なので、野草だけでなく普通の野菜ものっているんですよね。
なのであまり利用したことがなく、綺麗なまま本棚においてました。


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